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アンティークならではのテーブル~ネストテーブルの面白さ~


アンティークならではのテーブル
~ネストテーブルの面白さ~

当店ブログをご覧頂きありがとうございます。

ここまでたどり着いた方はきっと
立派なアンティーク好きの方が
多いのではないでしょうか。

「何か良さげなアンティーク家具ないかなー」
そんな自然な感じで、
ふと気が付くSNSやネット検索している、、、
そんな感じではないですか?(笑)

かくいう私も、
本場フランスやイギリスのアンティークを検索しては、
心を温めています。ほっこりです。

アンティークは心を温めるのに
良い見た目をしていますからね。まさに眼福です。

そして自分の部屋に
この家具を置くならどこだろうかな?何を置こうかな?、
なんて想像しては、楽しんでいます。

何だかほっとするんですよね、
アンティークって。


と、話が少し逸れましたが、
今回のお話は“ネストテーブル”についてです。

“ネストテーブル”。

皆さんご存知でしょうか?


ネストテーブルとは

ネストテーブルとは、
“入れ子式”、あるいは“組み込み式”と呼ばれる、
それぞれサイズの違うテーブルのこと。

これは収納する時に
その特徴を垣間見ることが出来ますし、
文章よりも画像を見た方が早いので、
少しご紹介しましょう。

↓これが、
ネストテーブルtb2053

↓こうなります。
ネストテーブルtb2053


ぴったり。まさに職人技ですね。



【ネストテーブルの歴史】




ネストテーブルの歴史は
他のアンティーク家具に比べると少々浅めの
19世紀に普及しています。

原型自体は18世紀に存在していましたが、
普及したのは19世紀、
ちょうど産業革命と被るくらいの時期ですね。

狭い国である日本と違って
イギリスやフランスは大きな豪邸を想像しがちですが、
一般家庭におけるお家はやはり狭いところも多かったようです。

産業革命後の状態を考えると、
そのフロアの狭さにも頷けますね。

何せ時間効率優先で、
人間の三大欲求である食を簡略化してしまうくらい
目まぐるしい日々を送っていたようですから。

衣食住をほっぽり出して仕事に明け暮れた時代です。
いつの時代も、働く人々にエールを送りたいものですね。

さて、ネストテーブルは上記のように
狭いスペースを活用するべくして生まれた
数段のテーブル群のことを指しますが、
これは一体どのようにして使われていたのでしょうか?


〇ネストテーブルの使い方

ネストテーブルにも種類があって、
3段式のものを“トリオテーブル”、
4段式のものを“カルテットテーブル”
と呼びます。

その他にも円形でケーキを四等分にしたような
面白い形のネストテーブルや、
ネストテーブルtb2025

長方形の天板に納まる正方形の天板の
テーブルを2つ並べられる、
実質2段式といった変り種のネストテーブルもあって、
ネストコーヒーテーブルtb2042

その種類がとても多いことが特徴的です。


そのコンパクトさから、“ちょっとした”、
あるいは“こまごまとした”用事に使われることが多く、
上段は固定場所に置いて飾り棚のように使い、
中段下段はその時々に応じてソファ横に置く、
あるいは作業台にして使う、などの使い方が出来るでしょう。

勿論、三段全てを飾り棚にしてしまい、
所有者自慢の雑貨を飾り立てるという
贅沢な使い方も出来てしまいます。

スペースを取らない優秀な
テーブルというわけですね。

その上、他の普通のテーブルとは異なる特徴を持った
面白いテーブルでもあります。


このような日本ではあまり見ないデザインの
家具を見てみると、イギリスやフランス、
ヨーロッパ各地のアンティーク家具や
そのお宅のインテリアがさらに気になりだしてしまいます。

これからも
SNSやネットのチェックが止まりそうにありませんね。

古い物のはずなのに
調べれば調べるだけ新しい発見がある、
そんなアンティークの世界は底なし沼
といえそうですね。


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